バイクも疲労する
天気のいい休日が続いたので、最近は毎週のように近場にツーリングに出かけていました。
往復で3時間から4時間程度のこともあれば、仲間を誘ってほぼ1日走り回る日もありました。
毎週ツーリングに行けるなんて、日頃仕事に追われている身としては最高のリフレッシュなわけですが、バイクはそういうわけにはいきません。
自分が楽しんでいる時はバイクが労働しているわけであって、立て続けのツーリングでお疲れ気味の模様です。
というわけで、今週は久々に外出は控え、ほぼ1日かけて愛車のメンテナンスをしてあげようと思い立ちました。長く乗るうえでメンテナンスは不可欠です。
バイクが好きな人ほど、この辺りはきちんとやってますよね。
自分はまだまだ未熟で走る楽しさのほうに気持ちがいきがちなのですが、メンテナンスでどんどんキレイになって、調子も上がってくるとやっぱりちゃんとやらなきゃなと思います。
エンジンオイル交換
今回はまず、日常メンテナンスの基本中の基本といえるエンジンオイル交換に着手しました。
エンジンオイルは4ストロークエンジンの血液といっていいかもしれません。
メンテナンスせずに放っておくと、人間でいえば動脈硬化を起こすわけです。
動脈硬化が悪化すれば心筋梗塞や脳卒中で倒れるのと同じで、いきなり故障で動かなくなるなんてことも否定しきれません。そんなわけで、オイル交換は非常に大切です。
バイク乗りならこれはちゃちゃっとできるくらい慣れが欲しいものです。
バイクショップの馴染みのスタッフから、オイル交換の2回に1度の割合でオイルフィルターを交換するのも当然と言われたので、今回はそれもやりました。
ちなみに長く走り続けていたり、逆にしばらく乗らないでおくとエンジン下部のオイルパンにオイルが固形化したような沈殿物が溜まってしまうことがあるのです。
また、クランクケース内のオイルストレーナーもかなり汚れていたので、オイル交換やフィルター交換ついでにこの辺りもチェックしておきました。
ドレンボルトから抜けきらない古いオイルを除去し洗浄して、自分なりに仕上げ、古いオイルを洗浄除去しておくことで、新たに入れたオイルが古いオイルと混ざり合わず、汚れにくくなります。
次のオイル交換の手間を省く意味もありますし、キレイなオイルでしっかり走れるのでオイル効果が一段と高まります。あとステムベアリングにダメージがあると、直進安定性が損なわれて危険なため、ステムベアリングの交換も実施です。
ステムシャフトにベアリングを打ち込む際に、ローラーの保持器を傷つけないよう平均的に叩き込むのがテクです。