ホンダから一般向け電動バイクが登場

スタイリッシュな見た目のEM1e:

排ガス規制が年々厳しくなるのと並行して、これまでライダーたちに愛され続けてきたロングセラーのバイクが次々と姿を消していっています。
中古バイクのパーツも手に入りにくくなっている昨今、HONDAから一般向けの電動バイクが発売されて話題になっています。

「2050年カーボンニュートラルの実現」に向けて取り組みを進めているホンダから発売されたのは、価格もお手頃な「EM1e:(イーエムワンイー)」と呼ばれる車種です。
ホンダは1994年に世界初の市販車電動バイク「CUV-ES」を発売するなど、電動バイクの開発には積極的で、2018年には「PCX ELECTRIC」、さらに2020年には電動ビジネスバイクも発表しています。

EM1e:の仕様

2023年8月24日に発売されたEM1e:は、ホンダとしては国内初の個人向け電動スクーターで、一充電あたりの航続距離は53kmと実用性も十分です。
「日々の生活スタイルにマッチする、ちょうどe:Scooter」を開発コンセプトにしていて、通勤・通学や買い物を快適にこなせる仕様が人気となっています。
リチウムイオンバッテリーを採用したMobile Power Pack e:は専用の充電器を使えば家のコンセントから簡単に充電ができます。
ゼロの状態からでも約6時間でフル充電になるので、寝る前に充電しておけば、朝にはそのままバイクにセットして出かけることができます。

コンパクトな車体にも関わらず、ロングシートが採用されているので、ゆったりとしたライディングポジションが楽しめるのもEM1e:の大きな魅力のひとつとなっています。
シート高は740mmで女性ライダーでも足つきがよく、エンジンバイクのようにチェーンなどもないので、メンテナンスも楽なのがこのバイクの特徴です。
灯火類にはLEDが使用されていて、視認性が高いので、夜でも安心して走行できるのもEM1e:のメリットです。

500mlのペットボトルが収納できるインナーポケットやUSB Type-A電源ソケットも標準装備として搭載されていて、便利な使い方ができます。
電動バイクということで走行音が非常に静かなので、閑静な住宅街に住んでいる人にはおすすめの1台です。

EM1e:の価格

電動バイクとしては価格がかなり抑えられているのもEM1e:の特徴で、本体は15万6,200円、バッテリーは8万8,000円、専用充電器の価格は5万5,000円となっています。
すべて合わせても30万円以下なので、次回バイクを購入する際の候補に入れておくことをおすすめします。
カラーは、清潔感あふれるパールサンビームホワイトとシックで落ち着いた雰囲気のデジタルシルバーメタリックの2色展開です。

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