メッキ部分のサビを取りましょう

メッキがサビてしまう原因

バイクで走行していると、水溜りのある道を通らなければならないだけではなく、時には雨に降られてバイクがびしょ濡れになってしまうこともあります。
どんなに大切に扱っていても水に濡れてしまうのがバイクの宿命というわけですが、バイク本体が水と接触することによってサビが出てくるという難点があります。
毎日走行しなくても、バイクを雨ざらしにしておくだけでサビが発生することもありますので、メンテナンスはしっかりと行うようにしたいものです。
メンテナンスをきっちりとしておかないと、メッキ部分にまだら状のサビが発生してしまいます。

バイクのパーツの中には鉄にクロムコーティングをしたものが多いのですが、クロームメッキというのは目に見えない無数の小さな穴が開いているのが特徴です。
小さな穴から水分が侵入することによってサビが発生し、メッキの美しさが大きく劣化してしまいます。
メッキ部分のサビが目立ってきたら、できるだけ早く対応することが大切です。

サビ取りの方法

市販されているサビ取り剤にはいくつかの種類がありますので、サビの状態によって選ぶようにしたいものです。
まず、まだら模様になってしまったサビに関しては研磨タイプのサビ取り剤が最適です。
表面的な小さなサビであれば、研磨タイプできれいに落とすことができます。

サビを分解し、浮かせて落とすサビ取り剤もあります。
使用することによってメッキ本来の光沢は失われてしまうことが多いのですが、バイクに付着したサビを効果的に落とすことができます。
これ以外に、進行の早い赤サビを黒サビに転換させる「サビ転換剤」もよく使われています。
黒サビは赤サビと違って進行しないので、バイクへのダメージを最低限に抑えることができます。

サビの除去は適切な製品を買うことによって自分でも出来るのですが、バイクショップでプロにサビ取りを依頼すれば、よりきれいな仕上がりを期待することができます。
バイクショップでサビ除去と再メッキ加工を依頼した場合の料金は、20,000~50,000円が目安です。

サビの発生を最初から防ぐことが大事

バイクのサビというのは、一度発生してしまったら何らかの方法で除去しなければなりません。
一度生えてしまったサビを新品同様の状態にするのは難しいので、日頃からサビが発生しないようにケアをすることが大切になってきます。

防サビ対策で最も効果的なのは、防サビ剤の塗布です。
バイクを洗車するたびに防サビ剤をスプレーすることによって、サビの発生をかなり有効に防ぐことができます。
雨の日にバイク走行から戻ってきたら、バイクをきちんと水洗いして雨水を流すことも重要です。

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