バイク乗りの平均年齢は?

少しは良くなってきた現代のバイク事情

バイク離れがすすみ、バイクどころか車の免許も別に必要ないなんて思っている若者が多いなんて聞くと、この先世の中おかしくなるのでは?と思うこともあります。
1980年代などはバイクが欲しくて仕方なかった若い人たちが多かったのに、どうしてこんなにもバイク離れが進んでしまったのが疑問です。

バイクに乗らない方からすると、やはりバイクは若い人が乗っているイメージがあります。
でもバイク乗りからすると若い年代が少なくなっているということを実感するのです。
二輪車ユーザーの年齢データを見ても、バイクに乗っている人の平均年齢は何と51歳、つまり、1980年代当時、若かった人たちが今バイクを保有しているということになります。

20代のバイク乗りが少ない現実

16歳になるとバイクの排気量によりますが免許を取得できます。
今40歳から50歳くらいの年齢の人たちが若いころ、16歳になったらまずバイクの免許を取得したいと思っている人が多かったのです。
どのバイクに乗ろうか、アルバイトしなくちゃ・・なんて中古バイクの雑誌を見たり、最新バイクの雑誌を羨望のまなざしで見ていたり、とにかくバイクは若者のあこがれという状態だったはず・・・それがいまなぜ、若者に魅力を感じさせないのか、疑問を持っている人も多いといいます。

本来なら10代から20代、また30代くらいまでの若い世代こそ、バイクのメイン世代となるはずです。
しかしこの年代がバイクを欲しいと思わない、そこには時代背景もあります。

20代、30代を見ると今離職率がかなり高く、まともに働いていない人の数も多くなっている状態です。
そんなときに、ぜいたく品と呼ばれるバイクを購入する、仕事で利用するのは車なのに、利用しないバイクの免許を取得する人が少なくなるので納得できます。

女性ライダーとリターンライダーの増加は顕著

最近はバイクで走るかっこいい女性もよく見かけますし、50代くらいのバイク乗りの方々も増えているなと実感します。
50代くらいの方々は、昔バイクに乗っていた世代、そのため、リターンライダーといいますが、当時買うことができなかった憧れのバイクを今、経済力をつけて購入し楽しく乗っているという方が多いです。

バイクに興味を持つ女性は少しずつ増えて、今は横ばいともいわれていますが、減っている様子は見られず、減少しているのは男性のライダーとデータを見ても解ります。
男子が草食化し、女性と付き合わなくてもいい、結婚も必要ない、車も欲しくない、ましてバイクなんて興味もないという状態になっているため、国内でのバイクシェアは非常に低くなっていると考えることができるのです。

日本にはカワサキ、ホンダ、ヤマハ、スズキという世界に誇るバイクメーカーがあります。
バイク離れが続くとなると、なんだかもったいない気持ちになるのです。

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